幕末五段重

秩父泉水釜・小嶋先生の骨董仲間の眼鏡店の店主より譲り受けたお重です。骨董好きの店主のギャラリーは、趣味の域を超えたスペースでした。資料館のようなギャラリーで、一番私の印象に残ったものが、写真のお重です。確か古民具の上に置かれていたと記憶します。堂々とした風格・色合い。「素敵だなー、かなりお高い物なのだろうなー」と、しばし見とれてしまいました。帰りの車の中で、小嶋先生に尋ねてみました。「先生、あの五段重、すごく気に入ったんですけど高いんでしょうね。」すると先生は「掛け合って上げようか、1万ぐらいで大丈夫だよ」「えっ!それではお願いします」。即決で決めて今が有ります。年代は「幕末物」。江戸か明治かはっきりしないときに、骨董やさんが使うあいまいな言い方だそうです。ところどころ漆がはげていますが、丁寧に金の漆で修理してあるところが、またまたいい雰囲気を醸し出しています。骨董にはまってしまった大きな要因は、どのようなめぐり合わせでこの品が私のところにきたのか、想像することが楽しいからです。サイズもかなり大きいので、料理を盛る時は大変ですが、お花見など大勢の野外のイベント時大活躍します。今年ももうすぐお花見。「幕末五段重」上手に盛り付けられるかな・・・・。1重25cm×25cm×7cm。
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