秩父泉水釜・小嶋先生のぐい飲み

小嶋先生とのお付き合いは、もうかれこれ10年ぐらいになります。とても忙しかった夏、夏休みが取れず、ほんのひと時の週末、行きつけの高田馬場の小料理屋で、小嶋先生の娘さん(智恵さん)と、カウンターで席が隣り合わせになったのがきっかけです。高齢者の常連が多いそのお店で、智恵さんのような若い女性は新鮮でした。色々とお話が弾み、陶芸家のお父様が秩父で登り窯のある別荘を所有していて、ぜひ遊びに行きませんかと、誘われたのが先生との出会いです。秩父の別荘は、ものすごい数の古美術品・陶芸創作の工房・造り酒屋を改装した母屋。何よりも薪でおこす囲炉裏では、多くの方々と何度も何度も楽しい酒宴を交わしました。初めて訪れたとき、展示されていた焼き物の中で写真のぐい飲みがとても気に入りました。「いいよ、もって行ってください。差し上げます。」大感激で、ずうずうしくも頂いてしまいました。それからが、骨董にはまっていった私です。直径6cm・高さ7cm。釉薬(アメ、しらはぎ、鉄)が微妙に絡み合っています。大きなぐい飲みです。
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