仕事の途中、総武線浅草橋西口で下車。いつも車で移動している私にとって、電車は新鮮。改札を出てすぐ目の前に、私好みのせともの屋さん。闇市の雰囲気の残るそのお店は、近くのお料理屋さんがお得意さんとか。面白い器・超高級な器・店の奥には、戦前からのものがあるのではないかと思わせるような包みの山。そこで目にとまったのが、写真のお猪口と徳利。徳利1本に対してお猪口3個がセットになって、飾られていました。こんな杯は見たことがなかったので、2セット思わず買い占めてしまいました。持ち合わせのお金が足りず、手付金を置いて再度来店して品物を受け取りました。この「再度来店」が、食器好きの私には、毒でした。来店の度に購入したくなるのです。何度か往復しました。「手付金」はやめたほうが良いですね。絵柄から、「結び徳利・結び猪口」と呼んでいます。きっと縁起の良い酒宴に使うんでしょうね。ひょうたん型の徳利は、秋から冬にかけて良く熱燗で使用します。「トクトクトク・・・」って、日本酒を注ぐときいい音がします。