電動ロクロが苦手な私は、直径35cm・深さ25cm程もある大鉢を、粘土をひも状に積み上げ、手捻りで作りました。素焼き前、粘土が少し生乾きになったころ、木の棒でとんとんたたきながら、全体の形状を作りました。作るときから、「大勢でそうめんを頂く大鉢」をイメージしていました。10人前くらい、らくらくにオッケーです。釉薬は白萩。縁取りに織部の緑色を流しました。裏側の彫りは私のサイン「優」です。
目白割烹料理「丁」リサイクル市にて
目白通りと不忍通りがT字路に交わるところに位置することから「丁」という屋号の日本料理屋さんがあります。店の表は「格子組のベンガラ塗」の渋い佇まい。5年ほど前に、車で通りかかったとき、店の前でリサイクル市をしていました。器にこだわるご主人が、店内の改装とあわせて、整理の為にリサイクル市を行ったそうです。写真の皿は、そのとき購入したもの。大皿・中皿・御手塩(おてしょ)皿5枚が、セットになっていました。とても品があっていっぺんで気に入ってしまいました。その時持ち合わせがなくて、中皿は購入できなかったのが今でも悔やまれます。とても皿の形状に上品さを感じます。御手塩皿もとても素敵で、お正月などおせち料理の取り皿にします。和の上品感をかもし出してくれる皿です。大皿30センチ角・御手塩皿13センチ角。