カテゴリー別アーカイブ: 器

一天地六の法則

サンマーク出版・四六版・上製本・本文192ページ・著者集客の鬼・カカトコリ。弊社で本文デザイン・DTP(組版)をさせていただきました。著者の名前がちょっと奇妙です。インターネットで用いてるハンドルネームだそうです。啓発本です。見開きで完結するので読みやすいです。デザインも見開きで完結することを意識した作りになっています。内容は「常識を疑え・物事には色々な見方がある」といったものです。印象に残る項目は2つあります。子供の作文つくりの課題で「いかにも」を使った文章を作りなさい。という投げかけに「いかにも、たこにも、醤油をつけて食べる」という回答。大爆笑しました。子供ならではの発想と経験から生まれた回答は、大人になると気が付きませんね。もう一つは「選択の迷路から抜け出す方法」。全く私の考えと同じでびっくりしました。「常に選択肢は2つしかない」というのが自論です。人に話すと、きょとんとします。5つの選択肢があっても、まずは「選ぶか、選ばない」の2つの選択肢からはじまります。選んだものがベストでなくてもベターなら、良しとします。悩んで何も選択しなければ、悩まないで選択しないのと同じです。悩んで何も出来ない人に、迷路から抜け出す方法が見つかるお勧めの一冊です。
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刺身醤油小皿3種

リサイクルの半端物の中から見つけました。生もの好きの我が家は、刺身が頻繁に食卓に並びます。皿を色々変えて、せめてテーブルコーディネートの雰囲気だけでも、手を変え品を変えやっています。横長の醤油皿(4cm×9cm)は、ちょっとしたお通し皿にも重宝です。もろきゅうやうにをちょこっと盛ったり。えんじ色の小皿(5cm角)は、何気ないのですがとても形と焼きがきれいで気に入りました。縁に文様の入った小皿(6cm角)は、文様のパターンと磁器の少しくすんだ地色が、クラシカルな印象を受け気に入りました。
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仕事の合間に神楽坂の陶器観賞

神楽坂通りのど真ん中(五十番のあたり)に、お世話になっているクライアントの会社があります。神楽坂は和物を扱う古くからのお店があり、神楽坂で打合せがあったときは、いろんなお店をぶらりと立ち寄ります。その中でも「丸岡陶器」は、吸い込まれるように入ってしまいます。器中毒には、たまりません。写真のものは、癖がつい出てしまい購入してしまいました。本当に良い品揃えです。最近では中国製の和食器が横行していますが、日本のものは全然違います。来客時に茶碗蒸し用に使用してみました。料理の腕がまだまだの私は、蓋を開けて頂くほどわくわくするメニューが思い付きません。お料理の腕を上げたいです。
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リサイクルで見つけた使いやすい小鉢

リサイクルショップで見つけました。器の内側まで描かれた藍色の文様がとても好きです。数は4個で半端物なので、お買い得でした。6cm角・高さ7cm。とても使いやすいサイズの小鉢で、良く食卓に登場します。酢の物・和え物・おろし物、ちょこっとしたものが、品良く仕上がります。
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小粋な蓋物は薬味入れに

陶器市で見つけました。長い辺で4cmぐらいの三日月形の蓋物。小粋でおしゃれなので、思わず購入してしまいました。来客のときに薬味入れにします。山椒や明日葉粉、抹茶塩など入れます。でもほんの少し使い辛いかな。小さな玉手箱のような感じです。お客様は、ちょっと驚いたように・嬉しそうに蓋を開けます。そんな様子が楽しいです。
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骨董小皿2種

秩父泉水釜・小嶋先生の骨董の中から見つけました。あまり今では見かけない形状は洋皿のモダンさも感じます。昭和初期の物らしいです。取り皿としても使いますが、めいめいの刺身盛にも使います。アンティーク感いっぱいですが、とても新鮮な印象を受け気に入りました。大勢のお客様のとき良く使います。約15cm×10cm。
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実家の母からもらった可愛いお重

私の実家は、昔むかーし今大河ドラマで話題の越後で料亭旅館を営んでいました。父が商売下手のため、100年続いた商売を畳んで、48年前に家族そろって東京で新しい生活が始まりました。父は婿養子でしたが、母は小さいころから旅館の女将になるように祖母に育てられたので、ちょっとした生活の場面で、働く女性として学ばせてもらったり、料亭の女将の目利きを感じる事があります。そんな母から譲り受けたのが写真のお重です。12cm角・三段お重に、直径8cmの朱塗りの豆皿。ちょっと小粋で可愛くて、上質な感じが気持ちを豊かにしてくれます。このお重は、夫婦2人の静かな正月の楽しみをイメージしています。母は今92歳。介護施設に入って認知症も進んでいますが、明るく元気なのが嬉しいです。そしていつも商売していたときの話を生き生きと語ります。そして「ありがたい・ありがたい」と手を合わせるしぐさを良くします。私もそんな風に何の利害もなく心からそんなしぐさができるようになるのだろうかと、母を見ていて思います。
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若い陶芸家のご飯茶椀

外資のインテリア雑貨の会社に勤務していた若者(姪)は、とてもセンスが良くて充分仕事の力を認められていましたが、どうしても好きな物造りをしたくて陶芸家になりました。美大を卒業し、自分のセンスを活かせ会社勤めも順調でしたのに、やりたいことを一生の仕事として取り組める人は、年齢に関係なく素敵ですね。どうやって焼き物と生きていくかは、試行錯誤しているようです。写真は彼女の作品です。好きなことをやり続けながら、進む道が現われてくるものだと思います。「やれば結果が出る。やらなければ何も生まれない」。私も毎日そのことだけで、35年経ってしまいました。若い人たち、もっともっと失敗を恐れないで突き進んでいってほしいな。つくづく思う今日この頃です。
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ハマグリ貝形の刺身用小皿

秩父泉水釜・小嶋先生の骨董の中から見つけました。蛤の形の刺身用醤油皿。昭和初期のものらしいです。魚介類の刺身を食するとき、ハマグリの形状はぴったりで、気に入りました。それから皿に描かれている絵と形状がレトロ感たっぷりなところが、大好きです。いかにも骨董の雰囲気を醸し出し、新物には無い風格がいい感じの逸品です。
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宮崎・坂本様から頂いた手作りの黒塗り漆器

主人の父親は、陸軍士官学校出身の自衛官でした。自衛官時代、北海道の赴任先で親しかったご家族・坂本様が、九州・宮崎県にお住まいです。2年前に、友人たちと宮崎に旅行した折に、坂本様ご家族にお会いする機会がありました。何から何まで本当に良くして頂き、心温まるご家族でした。宮崎滞在の最終日、ワザワザ飛行場までお見送りに来てくださいました。その時娘さんから頂いたお品が、写真の漆器です。ご主人の創作漆器工芸との事。とても嬉しかったです。とても使い勝手が良く、本漆の艶が本物のよさを醸し出してくれます。「山芋・もずく・オクラおろし三杯酢味」のつまみが我が家の食卓には良く並びますが、いつもこの漆器を使います。朱の色も料理を引き立たせますが、黒色も中々上質感を演出してくれるカラーですね。坂本様、ありがとうございました。
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